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一期一会 vol.119 「コウノトリ」ヒナの巣立ち

~豊かな自然を次代へと~



 昭和46年、一度は日本の空から絶滅した野生のコウノトリ。国民の願いが通じ、平成19年に再び兵庫県豊岡市で野生のヒナが誕生しましたが、以降の繁殖はその周辺地域だけに留まっていました。
 しかし、今年の3月、画期的な出来事が!海を挟み約150㎞離れた鳴門市に待望のコウノトリのヒナが誕生したのです。
 徳島の豊かな自然環境がコウノトリの飛来をもたらし、豊富なエサの存在が繁殖やヒナ誕生へと結びつく、まさに“快挙”となりました。
 豊岡市周辺を除けば「全国初」となるヒナの誕生。人口減少対策に向け国・地方を挙げて地方創生に取り組む今、まさに未来への夢と希望の象徴です。
 県はじめ関係機関が設置した「コウノトリ定着推進連絡協議会」が慎重に経過観察を行うとともに、5月2日には、個体識別や保護に活用するための“名札”となる足環を装着するまでに。地元鳴門市にちなんで雄は「蓮」と「なる」、雌は「あさ」と命名もされました。
 そしてついに、6月2日、コウノトリのヒナの巣立ちを観測!豊岡市周辺を除けば野生として実に半世紀ぶりの歴史的瞬間となりました。
 ヒナ達にとって巣立ち直後は、事故に注意すべき非常に重要な時期。県民の皆様には引き続き温かく見守っていただくようご協力をお願いします。
 今後とも本県の豊かな自然が次代へと引き継がれ、徳島生まれのコウノトリが新しいパートナーを見つけ、再び故郷徳島で新たな子孫を育んで行く日を心待ちにしています。